こんにちは。元スペイン料理人、スペインの端っこ在住のTakeです。
今回は、バスク地方の伝統的なソース「Salsa Vizcaína(サルサ・ビスカイーナ)」の紹介です。
このソースの名前は、バスク地方のサンセバスチャンがある県「ギプスコア県」の隣に位置する「ビスカヤ県」に由来します。
ビスカヤ県の県都ビルバオは、ビスカヤ橋やグッゲンハイム美術館があることで有名で、ミシュランの星付きレストランや人気バルがあることでも人気のある街です。
人口はサンセバスチャンのあるギプスコア県(人口約70万人)よりもビスカヤ県(人口約113万人)の方が多く、人口密度はマドリード、バルセロナに次いで3番目です。
サンセバスチャンに訪れたならば、是非ビルバオにも寄ってみてください。
Salsa Vizcaína/サルサ・ビスカイーナ
サルサ・ビスカイーナは基本的には魚のタラとよく調理され、チョリセロと呼ばれるスペインの乾燥パプリカをふんだんに使用しているのが特徴です。
スペインのタラ「Bacalao」は、塩漬けにされているものを使用することが多く、水で塩抜きしてから使います。
タラ以外にもアレンジして他の食材と合わせてみても良いです。
材料
- タラ・・・2切れ
- チョリセロ・・・6個分
(※チョリセロは日本で入手困難ですので、直火焼きして皮を剥いた赤パプリカ約3個で代用してください。) - にんにく・・・2片
- 赤玉ねぎ・・・1個
- ねぎ・・・1/2
- ピーマン・・・2個
- 完熟トマト・・・1個
- トーストしたパン 少々
- 魚のだし・・・500ml
- EXバージンオリーブオイル
- 塩
<下準備>
- にんにくをみじん切り。
- ネギ、赤玉ねぎ、ピーマンをスライス。
- トマトをミキサーでピューレ状にする。
作り方
動画に沿って進みます。
()は動画参照時間です。
1.(1:04~)
にんにくを炒め、カットしたネギ、赤玉ねぎ、ピーマンを加えて塩を軽くふり、約1時間ほど弱火でしっかり炒めます。
2.(1:34~)
水で戻したチョリセロの果肉をとります。
(※チョリセロが手に入りにくいと思うので、赤パプリカを直火で焼いて、皮を剥いて細かく刻みます。)
3.(2:03~)
2.にトーストしたパンを加え、トマトピューレ、チョリセロの果肉(赤パプリカ)、魚の出汁を分量の半分だけ入れて約25分間煮込んだら、残りの魚の出汁を加えて混ぜ、さらに5分間煮込みます。
3.(2:44~)
ムーラン(漉し機)と網の漉し機を使って漉します。
(※ムーランがなければ、ミキサーにかけてから漉してください。)
4.(3:12~)
小さめの鍋に移し、塩味を調整して一度沸騰させます。タラの切り身を入れて約10分~12分煮込みます。
(※魚には、予め塩をしておき、出てきた水分を拭き取ってから調理すると美味しくできます。魚を一緒に煮込まずに、別のフライパンで魚を焼いてからソースをかけて食べても良いです。)
ソースレシピ本
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コメント
[…] サルサ・ビルバイーナの名前は、以前の記事で紹介した「サルサ・ビスカイーナ」発祥の県、ビスカヤ県の県都ビルバオに由来します。 […]