こんにちは。スペイン在住、元スペイン料理人のTAKEです。
スペインはクリスマスも終わり、年始早々に50年ぶりの大雪に見舞われ大変な1年の始まりでした。
今回はカタルーニャ地方(バルセロナがある地方)の伝統的な牛肉の煮込み
「FRICANDÓ DE TERNERA(フリカンド・デ・テルネラ)」の作り方です。
難しくないので是非試してみてください。
FRICANDÓ DE TERNERA/牛肉のフリカンド
フリカンドはカタルーニャ地方の伝統料理で南フランスから伝わったと言われています。南フランスにも「Fricandeau」という似たような名前の料理がありますが全く別ものだそうです。
材料
<約4人分>
- 牛肉・・・600g
- マッシュルーム・・・350g
- 玉ねぎ・・・1個
- 人参・・・2本
- 小麦粉・・・50g
- ブランデー・・・75ml
(白ワインでも可) - アーモンドロースト・・・10粒
- トーストしたバゲット・・・1切れ
- にんにく・・・2片
- イタリアンパセリ
- オリーブオイル
- 塩・胡椒
アーモンド無しのレシピ、トマト入りのレシピ、アーモンドとトマト両方入ったレシピと色々ありますが、今回はトマト無しのアーモンド入りです。個人的にはアーモンドとトマトの両方入ったレシピが好きです。
※トマトを入れたい人は、大きさにもよりますが2個~3個すりおろして一緒に煮込んでください。
【レシピ動画】牛肉のフリカンドの作り方
動画に沿って進みます。
()は動画参照時間です。
1.(1:20~)
フライパンにオリーブオイルを入れ、牛肉に粉をつけて香ばしく焼いていきます。
※動画では肉に塩をしていませんが、個人的には塩、胡椒を軽くすることをオススメします。
2.(2:23~)
香ばしく焼けたら一旦肉を取り出し、同じフライパンで玉ねぎを炒めます。
玉ねぎを炒めている間に、にんにくとイタリアンパセリをみじん切りにしておきます。
3.(2:56~)
ローストしたアーモンドとカリットさせたローストしたバゲットをフードプロセッサーで粉砕します。
※動画ではクッキーを入れても良いとなっていますが、ここでは入れません。
アーモンドを天板に広げ、約180℃のオーブンで約10分ローストします。
オーブンがなければオーブントースターでも良いです。香ばしさ重視なら180℃、アーモンドの甘味重視ならば160℃。スライスアーモンドを使用する時は、5分ぐらいが目安です。
4.(3:19~)
玉ねぎが十分に炒められたら、人参を加えて取り出しておいた牛肉を戻し入れます。
ブランデーを加えてアルコール分を飛ばし、少し煮詰めてから水を入れて塩、胡椒をします。
蓋をして約1時間煮込みます。
※水の代わりに鶏出汁等を使うとさらに旨味が増します。
※トマトを入れる場合はこの段階で加えてください。
5.(4:25~)
マッシュルームをお好みの形にカットして(スライスでも良いです。)やや強火で香ばしく炒めます。
炒まってきたら、にんにくとイタリアンパセリのみじん切りを加えてサッと炒めて置いておきます。
※マッシュルームは後で一緒に煮込むので表面が香ばしくなったら完全に火が通っていなくてもかまいません。
6.(5:25~)
肉を煮込んでから50分経過したところで、粉砕したアーモンドと炒めたマッシュルームを加えて約5分間煮込みます。最後に味を整えて完成です。
ソースが余ったら保存しておいて、また別の日に焼いたお肉のソースとしても有効利用できます。
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