【スペイン菓子】アンダルシア州グラナダの名物デザート「ピオノノ」の作り方/スペイン料理レシピ

ピオノノ レシピ

こんにちは。スペイン在住、元スペイン料理人のTAKEです。

グラナダのパラドールのレストランでも登場するアンダルシア州グラナダの名物菓子「ピオノノ/pionono」の作り方です。

スペインでもあまりメジャーなお菓子ではないですが、グラナダの「サンタ・フェ」という街の伝統的なお菓子で、ネーミングはローマ法王ピオ9世(ピオノノ)に由来すると言われています。

ピオノノは小さな一口サイズのロールケーキの上にクリームが乗ったかわいらしいお菓子。

基本的にはカスタードクリームを使用しますが、チョコレートやシナモンクリームを使ってアレンジしてもOKです。

ピオノノ/PIONONO

ピオノノ

出典:https://pionono.com/

1897年頃に教皇ピオ9世の姿を思わせる円筒形でややふっくらとした外観の新しい形のケーキが考案されました。上にのせたクリームは王冠をイメージしています。

このピオノノを考案したのはグラナダで1897年から今でも続いている有名な「Ysla」というお店の当時の店主。

材料

<生地>

  • 全卵・・・3個
  • グラニュー糖・・・75g
  • 薄力粉・・・75g

<シロップ>

  • 水・・・75ml
  • グラニュー糖・・・75g
  • バニラエッセンス・・・小さじ1/2

<カスタードクリーム>

  • 牛乳・・・500ml
  • バニラエッセンス・・・小さじ1
  • グラニュー糖・・・125g
    (おおよそ半分ずつに分けておきます。)
  • 全卵・・・1個
  • 卵黄・・・2個
  • コーンスターチ・・・40g

カスタードクリームを作る時に薄力粉が一般的ですが、スペインではコーンスターチを使います。

 

 

【動画】ピオノノの作り方


動画に沿って進みます。

<生地>

1.(0:27~)

まずは生地から作ります。ボウルに全卵3個を割り入れ、グラニュー糖を加えて撹拌していきます。
もったりしてきて線が残るぐらいになればOKです。

2.(1:13~)

薄力粉をふるいにかけながら加えて、ゴムベラで下から上に混ぜ、細かな泡立ちを壊さないように気を付けます。

均等に混ぜたら、鉄板にオーブンシートを敷き平たく流し込みます。
オーブンは200℃の予熱で温めておき、約7~8分焼きます。

3.(2:42~)

少し湿らせた布の上にオーブンシートを広げ、焼いた生地をひっくり返します。
生地が割れないようにゆっくりとオーブンシートを剥がして、生地が熱いうちに巻いて後でロール状にしやすいように癖をつけておきます。

布を湿らせておくのは、生地の乾燥を防ぐためです。

<シロップ>

4.(3:47~)

グラニュー糖と水、バニラエッセンスを鍋に入れてひと煮立ちさせます。

もちろんバニラビーンズでもOKです。

<カスタードクリーム>

5.(4:17~)

牛乳を温め、分量の半分のグラニュー糖とバニラエッセンス加えて沸騰直前まで温めます。

ボウルに全卵と卵黄を割り入れ、グラニュー糖を加えてコーンスターチも加えて混ぜます。

均等に混ざったら、温めておいた牛乳を加えて再び混ぜます。

6.(5:24~)

牛乳を温めた鍋に戻し入れて、弱火~中火ぐらいでうフツフツとしてくるまで手を止めずに混ぜ続けます。

しっかりとろみがついたらボウルに移し、ラップをべたっと張り付けて冷やします。

<ピオノノの仕上げ>

7.(6:08~)

巻いておいた生地を広げ、ハケを使ってシロップを全体に染み込ませます。

次にカスタードクリームを塗っていき、生地をロール状に巻いていきます。

巻き終われば適当な大きさに包丁でカットし、カスタードクリームを絞り出し袋に入れてロール状にしたピオノノの上に絞り出します。

8.(8:00~)

乗せたクリームの上にグラニュー糖(三温糖などでも可)をふりかけて、バーナーでキャラメリゼします。(注:下の敷紙が燃えないように気を付けてください。)

食べる直前にキャラメリゼします。

 


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