こんにちは。元スペイン料理人、スペインの端っこ在住のTAKEです。
みんな大好き「Gazpacho(ガスパチョ)」。トマトと野菜の冷製スープの作り方です。
スペインではガスパチョはビタミン豊富なので、暑さが厳しく食欲が減退する夏の栄養補給としてよく飲まれています。
スペインのスーパーではガスパチョがパックで売られているのが当たり前です。
今回紹介するのはガスパチョの発祥地アンダルシア州のアンダルシア人によるレシピです。
アンダルシア人かどうか、なぜわかるの?
その答えは動画に出てくる彼女の話し方です。
アンダルシアのスペイン語の特徴として、話し言葉の語尾「S(エス)」を発音しないことが多いです。
(例)スペイン語のありがとう。
・その他の地域のスペイン人⇒「グラシアス」
・アンダルシア人⇒「グラシア」
最後の方にオリジナルレシピも載せていますのでそちらも参考にしてください。
Gazpacho(ガスパチョ)
「ガスパチョ」の語源はアラビア語で「びしゃびしゃしたパン」を意味すると言われているだけでなく、他に、ラテン語の「カスパ」(caspa、「かけら、断片」)とも言われ、さらにヘブライ語の「ガザズ」(gazaz、「ばらばらにちぎる」)とも言われている。
(出典:Wikipedia)
ガスパチョの材料
- トマト・・・1kg
- キュウリ・・1/2
- 緑パプリカ・・1個
(※スペインのピーマンは緑パプリカなので、日本のピーマンを使用する場合は、赤パプリカと半々で作ると良いです。) - にんにく・・・1片
- バゲット・・・100g
- EXバージンオリーブオイル
・・・・・・・80ml - 白ワインビネガー・・・30ml
(※お好みでシェリービネガーやアップルビネガーでも良いです。) - 水・・・250ml
- 塩
(※クミンを入れるレシピもあるのでお好みで作ってみてください。)
準備
- トマトをカット。
- きゅうりの皮を剥いてカット。
- ピーマンをカット。
(中の白い部分も取り除く。) - にんにくをカット(芯は取り除く。)
- バゲットを水に浸す。
(※乾燥させたバゲットの白い部分だけを使用するのがオススメです。)
※野菜をカットしたら軽く塩をふって、少し野菜の水分を出して拭き取ると、生臭さや辛味が抜けます。
【動画】ガスパチョの作り方
動画に沿って進みます。
()は動画参照時間です。
1.(0:08~)
パンを水に浸してふやかします。同時にカットしたトマトを半分量だけミキサーに入れます。
2.(0:38~)
キュウリ、にんにく、ピーマンもミキサーに入れます。
(※スペインのキュウリは日本のものよりも大きいです。キュウリの量は、少なくても良いです。)
3.(0:55~)
ミキサーで粉砕していき、ピューレ状になったら、残りのトマトとふやかしたパンを加えさらに粉砕して、ビネガー、塩、オリーブオイルを加えて、さらに数分間ミキサーで回します。
(※あまり長時間ミキサーで回すと、摩擦で熱くなってしまいますが、その場合は後で十分に冷やしてください。)
4.(1:44~)
漉し機で漉して、水でお好みの濃度に調整してください。
冷やして完成です。
・パンはしっかり乾燥している方が良い。
・野菜は一度、熱湯にサッとくぐらせると、ほんの少し日持ち効果があります。(殺菌効果)
・水もミネラルウォーターを使用することをお勧めします。(雑菌が少ないため。)
・しっかりと材料をミキサーで回す。
スペイン料理は素材を生かした料理が多いので、オリーブオイルやビネガー、塩等の調味料も含めてですが、食材を吟味するとより美味しいガスパチョができます。一番重要なことは、美味しいトマトを使用することです。
【ガスパチョ】オリジナルレシピ
- トマト・・・・4個
(約800g) - 赤パプリカ・・2個
(約280g) - ピーマン・・・2個
- 玉ねぎ・・・1/4
- キュウリ・・・1本
- にんにく・・・1片
(約5g) - EXバージンオリーブオイル
・・・・・・100ml - シェリービネガー・15ml
- パン・・・・・・50g
- 水・・・・・・・100ml
- 塩・・・・・・適量
コメント
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