こんにちは。元スペイン料理人のTAKEです。
寒い冬にスペイン人に人気の「レンズ豆の煮込み(LENTEJAS)」の作り方です。
日本ではあまりレンズ豆を食べる習慣がありませんが、スペインでは定番の家庭料理です。僕も好きなスペイン料理の一つです。
バルでもドリンクをオーダーすると、ピンチョスとして小皿でレンズ豆の煮込みが付いてくることもあります。
地味で素朴な料理ですが、身体が温まる一品です。
他の豆料理、ファバダや白いんげん豆とあさりの煮込みも美味しいですね
レンズ豆の煮込み/GUISO DE LENTEJAS
レンズ豆の煮込みは、スペインのどこの地方に行っても食べることができる家庭料理です。
材料/4~6人分
- レンズ豆・・・400g
※1人前当たり約100gのレンズ豆が目安です。 - チョリソ・・・2本
- モルシージャ(豚の血入りソーセージ)・・・2本
※お好みで使用してください。 - ベーコンもしくはパンチェッタ・・・1ブロック
- 玉ねぎ・・・大1個
- 人参・・・2本
- じゃがいも・・・2個
- にんにく・・・2片
- トマト・・・2個
- パプリカパウダー(ピメントン)・・・約小さじ1
- オリーブオイル
- 塩
手間をかけずに簡単に作りたい場合は、材料を全てざく切りにしてレンズ豆と一緒に煮込むだけでもそこそこ美味しいですよ。
レンズ豆の煮込みの作り方
動画に沿って進みます。
()は動画参照時間です。
1.(1:04~)
玉ねぎ、人参を角切りにして、玉ねぎから炒めます。この時に玉ねぎの水分を出すために少し塩を加えます。きつね色になるまでしっかり炒めます。
※焦げないように気をつけてください。
2.(1:55~)
にんにくを刻み、玉ねぎと一緒に炒めます。その間にトマトをカットしておきます。
軽く玉ねぎとにんにくを炒めたら、人参も加えて炒めます。
※トマトは湯むきします。
3.(2:47~)
ベーコンとチョリソを大きめにカットし、数分間炒めます。
※チョリソとベーコンの脂分を炒めながらにじみ出すようなイメージです。
4.(3:50~)
湯むきしてカットしたトマトも加えて炒めます。
★POINT★
トマトには昆布と同じグルタミン酸が含まれています。トマトを鍋に焦げ付く直前ぐらいに炒めるとメイラード反応により旨味が増します。
コツは混ぜ過ぎずに、焦げ付く手前で鍋にひっついたトマトをこそげ取るイメージです。
5.(4:23~)
レンズ豆を加えて軽く炒め、パプリカパウダーも入れてサっと炒めて水を注ぎ、具材の1cm上ぐらいの水の量でまずは約15分煮込んでいきます。
6.(6:10~)
15分経過して、レンズ豆が見えるぐらいに水が煮詰まれば、お湯を十分に注ぎ1時間~1時間半煮込みます。
7.(6:50~)
1時間~1時間半経ったら、ジャガイモをカットして鍋に入れ、柔らかくなるまで約20分煮込みます。
※ここで注意して動画を見てほしいのが、ジャガイモのカットの仕方です。スペインではジャガイモに包丁の刃を入れて、割るようにしてカットすることがよくあります。そうすることによってジャガイモの澱粉が出やすくなり、とろみをつける役割をします。
指を怪我しないように気をつけてください。
8.(7:56~)
ジャガイモが柔らかくなったら、塩味を調整して完成です。
※少し休ませると味が馴染みます。作った翌日はさらに美味しくなっていますよ!!
食材&調味料
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