給料未払いや遅延する会社を今すぐに退職するべき理由

給料が未払い、給料が遅延している。未払い分があるから仕事を辞めたいけれど辞められない。

こういった状況の人は、できる限り早く退職しましょう。

あなたが働く会社はまもなく倒産します。

倒産したら未払い分の回収は困難です。

「お世話になったから、なんとか会社の力になりたい。」

「必ず払うと言っているし・・・。」

と思いながらズルズルと働いて未払い賃金が溜まっていくと、取り返しがつかなくなるので、可能な限り早く退職するべきです。

ちなみに僕はそう思って働いて、最終的に約１２０万円未払いになりました。未だに未払いです・・・。

僕と同じ道を辿らないように早めに行動し対処しましょう。

今すぐに会社を辞めるべき理由

未払い賃金や、給料遅配、遅延が起こるのは大抵、小さな会社や個人経営や個人事業ですね。

僕の場合も個人事業のレストランでした。小さなコミュニティの中なので、なかなか辞めにくい状況でもあると思いますが、早めに辞めることに越したことはありません。

会社の経営状況が悪い

「来月必ず払うから」などと先延ばしにされていると思います。人の良いあなたは受け入れていることでしょう。けど、会社はあなたの家族ではありません。あくまで雇用関係なので割り切るべきです。自分の生活を守りましょう。

倒産したら回収できない

会社が倒産したら回収することは困難です。なぜなら会社にはもうお金がない。

ないものは払えません。

「裁判で訴えたら差し押さえできるんじゃないの？」

と思うかもしれませんが裁判費用は高いし、

裁判で勝ったとしても支払うお金がなければ訴訟もただの紙切れです。

ちなみに裁判費用は約２０万～３０万と言われています。

訴訟前に内容証明書を送ることになりますが、弁護士に頼むと５万円かかります。（※弁護士事務所によって違います。）

ストレス、不安

なにより、そんな状況下で仕事をしていると常に不安があるし、メンタルがやられます。そのうち会社にお金がない理由の矛先はあなたに向かいます。そうなった時は最悪です。

ストレスや不安があると、自分が気付かないうちにまともな判断ができなくなります。そうなる前にすぐ辞めましょう。

自分の生活を守る

あなたが我慢する必要はありません。自分の家族や生活を最優先しましょう。

人生はあなたのものです、会社のための人生ではありません。

責任転嫁、パワハラ

お金がなくなってきて余裕がなくなると、人は性格が１８０度変わります。

会社の経営悪化をあなたにも責任があると言われ、パワハラもひどくなります。あなたが鬱になってしまう前にすぐ辞めましょう。

会社を辞めにくい理由

• 義理がある

日本は確かに義理人情に熱い国です。しかし雇用関係と義理人情は別です。切り離して考えてください。

• 仲が良い

会社の人間関係が良くて、仲も良いとなおさら辞めにくいですね。仲が良いうちに辞めた方が良いです。

• パワハラ、圧力

辞めさせない圧力やパワハラがある場合は、選択肢は一つです。辛いので給料捨てて逃げましょう。メンタルがやられます。その会社に残る価値はゼロです。

「引き継ぎが・・」とか「次の人が見つかるまで」とか言われることもありますが、あなたには関係ありません。会社にも都合がありますが、あなたにも都合があります。

給料を諦められない場合は弁護士が運営する退職代行サービスを利用しましょう。

• 辞める理由が思いつかない

辞める理由を会社に報告する必要はありませんが、聞かれることが多いですね。理由はなんでも良いと思います。「仕事」「辞める」「理由」で検索すると色々な参考記事が出てきます。

給料遅延、遅配が始まったらするべき事

＜とにかく証拠をとっておく＞

労働時間や入社時間、退社時間、メール、領収書、レシート等、証拠になりそうなものは写真を撮っておくのもありです。

念のために残業代も請求できるようにしておくと後の交渉に役立ちます。

＜可能な限り早く辞める＞

何度も言いますが、泥沼になる前に早く辞めることです。

民法では２週間前に辞める報告をすれば良いですが、月給制が基本の会社は１ヶ月前になることが多いようです。

辞めにくい場合は先ほども言いましたが弁護士が運営する退職代行サービスを有効利用しましょう。もしくは逃げる。

＜相談＞

一人で悩むと確実に病みます。言いにくい事だと思いますが、友達でも家族でも良いので誰かに相談しましょう。あなたは何も悪くないので、相談するのは恥ずかしい事ではありません。人に話すことで心が楽になります。

＜弁護士に相談＞

相談料は３０分５０００円が相場です。

探せるならば、労働問題に強い弁護士を探しましょう。３０分しかないので、相談しに行く前にある程度、要点を紙にまとめておくとスムーズです。

僕は使いませんでしたが、無料の法律相談もあります⇒無料法律相談　法テラス

＜労働基準局に相談＞

経験上、あまり役に立ちませんでしたが、一応相談してみましょう。

辞めてから未払い賃金を請求

＜メールや手紙で催促する＞

支払う気がない会社だと無視されます。

＜内容証明書を送る＞

かなり効果があります。内容証明書を弁護士に依頼すると５万円でしたが、自分でも作成できます。⇒内容証明書き方

※弁護士事務所から送ると効果が大きいと思います。

＜実際に支払われた給料と申告されている金額を照らし合わせる＞

例えば、会社があなたの年収を３００万円で申告しているにも関わらず、未払い分があるので実際の所得が２００万円だったとしても、あなたが払う税金や保険料は申告されている３００万円に対して請求されます。

これは、会社側が対応しないと個人ではどうにもできません。

会社が対応してくれない場合は、警察に相談しましょう。私文書偽造にあたる可能性があるそうです。

警察へ相談しに行くことを会社にメールしておくと効果があるかもしれません。

＜裁判＞

できれば避けたいところですが、話し合いが進まない場合は裁判を起こしましょう。

注意しなければいけないのが、相手側にお金があるかどうかです。

お金や財産がなければ、回収できないので裁判費用と弁護士費用が無駄になります。

まとめ

• 給料の未払い、遅延があれば可能な限り早く退職する。
• 誰かに相談する。
• 弁護士が運営する退職代行サービスを利用する。
• 弁護士もしくは無料法律相談に相談する。

未払い給料の額が大きくなる前に対処しましょう。

＜解決ツール＞

• 護士が運営する退職代行サービス
• 無料法律相談　法テラス
• 内容証明書き方
• リモートワーク転職
• 転職支援サービス